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CHARACTER

 

ルシファー

 ルシファー・ヘイデリック

​  スぺルヴィア領の領主にして、五爵の一人。

  頭がよく切れ、若くして五爵に任命されるものの、強引な手腕と政策によって

  <暴君伯>と揶揄されることが多い人物。

  また、禁忌とされる麻薬の密売の元締めや人身売買に与していると噂が絶えず、

  領民たちから恐れられている。

  実妹にラミュアがおり、秘書官として傍に置いている。

  少女オクタヴィアを<母>と呼ぶが、二人に血縁関係はない。

私がヴァルプルギスに出席する間、

お前にこの館を任せたいと言っているのだ。

ラミュア

 ラミュア・ヘイデリック

​  スぺルヴィア領の領主ルシファーの秘書官を務める女性。

  ルシファーの妹にあたり、幼い頃から肉親以上の思いを抱いているが、言葉に

  出すことが出来ず、やきもきしている。

  幼い頃に兄からもらった玩具の指輪を大切にしている。

  兄が溺愛している少女オクタヴィアとは犬猿の仲であり、小さなことでもすぐ

  に諍いごとに発展してしまうほど。

​  頭を使うことはあまり得意ではなく、身体を動かす方が好き。

あの炭鉱が落盤事故なんて起こさなければ 

あの女が来なければ、兄は優しいひとでいてくれたのに……!

オクタヴィア

 オクタヴィア・グラツィアーニ

​  アルスターにおいて最も強い発言力を持つ資産家、富豪の少女。

  人形のような愛らしい容姿とは裏腹に、毒舌が多く、一風変わった物言いを

  合わせると、幼女らしからぬ風格を感じさせる。

  五爵であるルシファーを<息子>と称しているが、血縁関係はない。

​  ルシファーの妹・ラミュアとは犬猿の仲で喧嘩が絶えない。

​  また、ミローともそりが合わないのか、口論になることが多い。

  身の回りの世話すべてをカドクラに一任している。

おぉ、なんと怖い目じゃ―― 

まるで、<異端>のような目じゃのう。

カドクラ

 ショウゴ=カドクラ

 ​ オクタヴィアの侍従の青年。

  物腰が柔らかく、人当たりが良く。周囲からの信頼に厚い。

  家事雑用から戦闘行為や医術の知識にも長け、大概のことならそつなくこなす。

  オクタヴィアを「姫様」と呼び慕っているが、時折垣間見える毒舌が隠せずにいる。

​  謎と影の多い青年。

​  

……姫様に付き合ったら、生命がいくつあっても足りませんから。

アリス

 アリス・テレジア

​  スぺルヴィア領事館に務める侍従の女性。

  ヘイデリック兄妹が幼いころから世話役としてそばにいたこともあり、ラミュアにとって

  良き理解者であり、親友でもある。

  運動神経があまり良くないのか、よく転んでしまったり、物を壊してしまう。

​  ユグドラシル教会に従事する年の離れた兄がおり、時折文通するのを楽しみにしている。

あなたは、彼が大事だから、彼に死んでほしくないから、

この領事館の扉を叩いたのでしょう?

ジャック

 ジャック

​  吸血鬼の少年。

  クリフ、ディミアンを引き連れ、道中出会った一行に襲い掛かってきた。

​  人間を捕食対象として捉えておらず、それに与するロスカスに異常に執着する。

  クリフとは腐れ縁の悪友で、兄のように慕っている。

  

見つけた、見つけた――この裏切りものが!

クリフ

 クリフ

​  吸血鬼の青年。

  ジャック、ディミアンと共に、道中出会った一行に襲い掛かってきた。

​  人間(特に若い女性)を捕食するのをなにより好み、エルスを捕食しようと企む。

  捕食する際に相手を痛めつけることに快感を覚えている。

​  ジャックとは腐れ縁の悪友。

こいつらはオレらの餌だぞ、エ、サ。

家畜を屠殺すんのに、お前はいちいち謝るのか?

ディミアン

 ディミアン

​  吸血鬼の青年。

  ジャック、クリフと共に、道中出会った一行に襲い掛かってきた。

​  クリフの弟分で、彼にはいつも頭が上がらず、使いっ走りにされることが多い。

  

……お前、あの時のシスターか。

少女の声

 少女の声

​  エルスが時折耳にする、少女の声。

​  「忘れてないで」と呼びかける少女の真意とは……。

その愛は<誰>によって、作られたのかな……?

女性

 女性

​  エルスがフラッシュバックした際に見た女性。

  

――は、――が、守ってあげるからね。

少年

 少年

​  エルスがフラッシュバックした際に見た少年。

  

しかしながら、不鮮明な光景の一面は 

所々が焼き切れたネガフィルムのように曖昧で、

そのかんばせの全容を知ることは出来ない。

???

 ???

​  とある場所、とあるところで、あるものに語り掛けている人物。

  

<あの女>がぐっすりと眠る安息のあの庭から引きずり降ろして、僕は<あの子>を代わりに飾ってあげることにしようと思ってね。

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